夏の曲で有名な「夏祭り」といえば、Whiteberryが歌っている曲と思い出す方が多いでしょう。
じつは、「夏祭り」は本家とされるジッタリンジンの曲をWhiteberryがカバーした人気曲なのです。
ジッタリンジンは40代から50代の方の夏を代表する1曲で、明るく軽やかなメロディと夏を感じさせる歌詞が印象的です。
本記事では「夏祭り」の曲のほか、本家であるジッタリンジンの魅力についてお伝えします。
夏祭りとはどんな曲なのか?
1990年に発売された「夏祭り」はジッタリンジンの初期代表曲のひとつで、男の子が女の子に対する淡い恋心を歌った名曲です。
好きな女の子といっしょに行ったお祭りでいろいろな話や夜店を楽しんだけど、勇気が持てなくて告白できませんでした。
告白できなかったときの夏祭りの光景や気持ちを歌っています。
甘酸っぱいどこか懐かしい情景ですね。
メロディは明るく軽やかで、歌詞は夏を感じさせる、聴く人々に元気や活力を与えます。
ジッタリンジン夏祭りのキュンとくる歌詞は
私が気に入っているフレーズは、はぐれそうな人ごみの中「はなれないで」出しかけた手をポケットに入れて握りしめた・・・という部分です。
好きな女の子のことを意識しすぎて、手をつなごうとした手をポケットの中に入れてしまうところなんて、男の子の純粋な恋心があらわれていると思います。
ジッタリンジン世代の私ですが、今でもこの歌詞をみるとキュンキュンします!
この曲を聴いた人ぞれぞれの青春時代を思い起こさせる名曲ですね。
その魅力から、オリコンチャートで最高3位にランクインし注目され、さまざまな場面で歌が流れました。
東京ヤクルトスワローズのチャンステーマやヤマハ硬式野球部の応援歌としても用いられました。
夏祭りの魅力と人気の秘密
「夏祭り」の魅力と人気の秘密はなんでしょうか。
この曲がなぜ多くの人々に愛され続けているのか、その理由を探ります。
また、Whiteberryのカバーバージョンがもたらした新たな魅力や人気についてもお伝えします。
「夏祭り」の魅力は、明るく楽しいメロディと歌詞にあります。
この曲は、夏の賑やかな雰囲気を思い起こさせるもので、躍動感があり聴く人々に元気や活力を与えます。
多くの人は夏と男の子の淡い恋心に共感し、夏のシーズンになると思い出す1曲であるのが愛され続ける理由です。
夏祭りが再ブレイクした理由は
Whiteberryが2000年に「夏祭り」をカバーしたことで、彼女らの魅力とともに曲が再び注目されるようになりました。
ジッタリンジンの「夏祭り」を明るい、ポップな感じにアレンジして歌っています。
ネット上ではWhiteberryバージョンが好きな人が多いようですが、「切ない感じで雰囲気がある」「歌唱力がある」とジッタリンジンファンも根強いです。
「夏祭り」が多くのひとに愛されている証拠ですね。
さらに、「太鼓の達人」などのアーケードゲームでも楽曲として楽しまれました。
オリコンでも最高3位にランクインするなど、多くの人々に愛されています。
夏祭りの本家として知られるジッタリンジンとは?
ジッタリンジンは、1989年に奈良県で結成されたロックバンドです。
当時の若者から絶大な人気を誇りました。
ジッタリンジンメンバー
ボーカル 春川玲子
現在54歳(1968/10/24生)
ドラム 入江美由紀
現在58歳(1965/3/30生)
ギター 破矢ジンタ
年齢57歳(1965/12/1生)
ブレイクのきっかけは人気オーディション番組「三宅裕司のいかすバンド天国」で「イカ天キング」になったことです。
ジッタリンジンの代表的な曲は
「エヴリデイ」1989年
「プレゼント」1990年
「にちようび」1990年
「夏祭り」1990年
などのヒット曲を生み出し音楽番組に出演していて、カラオケでよく歌たわれていました。
立て続けにヒット曲が売れたので、デビューしてから6か月で武道館ライブを行い大成功をおさめました。
短期間で人気バンドとなり、毎日テレビやラジオで彼らの曲を聴かない日はなかったのを覚えています。
40代から50代の方は懐かしい曲ばかりですよね。
ヴォーカルの春川玲子さんは歌詞のメッセージをストレートに伝えてくれます。
音楽もテンポよく、いつも頭の中をぐるぐるとメロディーが流れていました。
「夏祭り」はすこし切ないような曲ですが、ずっと頭の中でリピートする曲です。
ほかの代表曲「プレゼント」「にちようび」は曲が流れるとおもわず口ずさんでしまいます。
ジッタリンジンのおすすめの曲は
現在、休止活動中でライブ活動などはされていませんが、1999年に発売したベストアルバム「8-9-10!!!」はバージョンを変えて、2007年、2021年にリリースしています。
それぞれのバージョンでボーナストラックの曲が違うので確認してから購入してはいかががでしょう?
ちなみに、わたしはサツキマスの唄が収録されているバージョンが好きです!
サツキマスの唄はふるさとを想う歌詞となっていて山間の小さい村から都会にでていきます。
時は流れてふるさとへ戻り「やっと帰ってきた」とふるさとを懐かしむ歌詞です。
ふるさとを想う歌詞は、どこか切なくやさしい歌となっていて、アップテンポのジッタリンジンとは違う一面の魅力があります。
youtubeでは、2022年12月1日に「 SINKY-YORK ( Jitterin’ Jinn / SINKY-YORK )」を配信しています。
2023年6月現在で約58万回視聴と、多くの人がジッタリンジンの曲を愛しているのがわかりますね。
世代問わず、印象的な曲で時代が変わっても古い感じがしないのがジッタリンジンの魅力だと思います。
まとめ
「夏祭り」は、明るく楽しいメロディと歌詞が特徴の名曲です。
多くの人々にとって、この曲は夏の思い出やイベントを連想させるものとなっています。
ジッタリンジンの本家バージョンやWhiteberryのカバーバージョンともに、多くの人々に愛されています。
「夏祭り」は、ジッタリンジンとWhiteberryによってカバーされた人気のある楽曲です。
ジッタリンジンは1980年代にブレークし、「夏祭り」を含む数々のヒット曲を生み出しました。
彼らの音楽は明るく元気なメロディと共感を呼ぶ歌詞が特徴で、当時の若者たちに大きな支持を受けました。
その後、Whiteberryが「夏祭り」をカバーし、そのカバーバージョンが大ヒット。
彼女たちの明るい歌声と爽やかなアレンジが、多くの人々に夏のイメージを伝えました。
Whiteberryの活躍によって「夏祭り」は再び注目を浴び、さまざまな場面で使用されるようになりました。
「夏祭り」は、その楽曲自体が夏のイベントや祭りのテーマにぴったりと合うため、多くの夏祭りやイベントで演奏されることもあります。
その明るさと元気なメロディが、人々の心に夏の楽しさと活気を呼び起こすのです。
ジッタリンジンとWhiteberryの「夏祭り」は、それぞれの時代で大きな人気を博した楽曲であり、多くの人々に愛され続けています。
夏の訪れや思い出を彩る一曲として、今もなお多くの人々に歌い継がれています。
ジッタリンジンとWhiteberryが魅せる「夏祭り」は、明るく楽しいメロディと歌詞が人々の心を捉えました。
ジッタリンジンの切ない歌声とWhiteberryの元気な演奏は、それぞれ異なる魅力を持ちながらも、夏の思い出やイベントを彩る名曲として広く愛されています。
夏の訪れを感じたら、ぜひ「夏祭り」を聴きながら、楽しいひとときを過ごしてはいかがでしょうか?